古銭や古紙幣は保管方法が重要です。放置しているだけでは、どんどん金属は酸化していきますので、状態が悪くなっていきます。
とても希少価値の高い古銭や古紙幣でも、状態が悪くなると価値が下がるでしょう。そこで古銭や古紙幣の保管方法には、どのようなものがあるのかを確認していきます。
主に3つの保管方法があるとされますが、どのような点に注意したいのかについても、多角的に掘り下げて検証していきます。意外に思われるかもしれませんが、古銭や古紙幣はデリケートなものなのです。
買取価格を下げないために古銭や古紙幣の”保管方法は超重要”
近年では趣味として古銭や古紙幣をコレクションする人だけではなく、一部の人からは投資としても利用しているそうです。そこで重要なのは、古銭や古紙幣の価値を保つための保管方法でしょう。
高く買取をして欲しいのなら、やはり最適な状態を保つ必要があります。古銭や古紙幣は杜撰な保管方法だと、どんどん劣化していきます。その代表的な原因を挙げてみましょう。
- 手垢などの汚れが劣化や変色の原因になる
- 古銭に使われる金属が酸化することで劣化する
- 紫外線や湿気などの劣化してしまう
以上があります。つまり適当な保管方法であれば、ほぼ確実に古銭や古紙幣は劣化していくと考えて良いでしょう。だからこそ適切な保管方法が必要であると言えるのです。
古銭や古紙幣を適切に保管する『正しい3つの方法』
古銭や古紙幣を適切に保管するための、正しい3つの方法を紹介していきます。この3つのうち、それぞれの状況に合わせて保管方法を選ぶのがおすすめです。では具体的に、どのような方法があるのか検証していきます。
【保管方法1】専用のカプセルやケースに保管
古銭や古紙幣の適切な保管方法なのですが、専用のカプセルやケースを利用するのが良いでしょう。古銭や古紙幣のコレクターは多いので、こうした保管グッズが幾つか販売されています。その中で最も代表的なのがカプセルやケースです。
- 空気や湿気から保護できる
- 傷がつきにくい
- 衝撃にも強い
- 1つ1つを保管できる
- 大量に必要ならコストがかかる
以上が特徴になります。専用のカプセルやケースであるだけに、かなり厳重な保管ができるのが特徴です。1つ1つを丁寧に保管できるので、注意点についても概ねクリアできるでしょう。ただ幾つか注意点があります。
1つはピッタリのサイズを選ぶことです。ケースの中で古銭や古紙幣が動くのは良くありませんので、サイズをしっかりと選んでください。
【保管方法2】アルバムやホルダーで保管
大量の古銭や古紙幣に向いた保管方法としては、専用のアルバムやホルダーがおすすめです。特徴としては以下の通りになります。
- 古銭や古紙幣をまとめて保管できる
- 空気や湿気、紫外線からの保護ができる
- コストが低い
- 手で触れなくても、古銭や古紙幣を眺めることができる
といった特徴があります。アルバムやホルダーを使っての古銭や古紙幣の保管は、コストをかけずにまとめられます。ただしケースやカプセルよりも、厳密な保管はできません。そのためアルバムやホルダーを保管する場所を選ぶのも重要なのです。
コストがかけない保管方法なので、まだ手持ちの古銭や古紙幣が少ない人にも良いかもしれません。ただしカプセルやホルダーほどの保護能力がないので、あまり価値が高くない古銭や古紙幣の保管に向いていると言えます。
【保管方法3】ジップ袋で保管
最後にジップ袋を使う保管方法も確認しておきましょう。ジップ袋とは食品の密閉保存などに使うもので、袋の口部分がジップになっているものを指します。他にもクリップシーラーといって、袋の口を熱で溶着させる機械を使うのもいいでしょう。
- コストがかからない
- 大量に保管できる
- 空気や湿気からの保護がかかる
- 古銭や古紙幣サイズの袋もある
以上が特徴になります。ジップ袋は近所にあるスーパーや、100円均一のお店など、どこでも仕入れられるのが特徴です。サイズも豊富なので小さいサイズを選べば、古銭や古紙幣にピッタリのものもあります。
その反面でジップ袋は透明なので紫外線が防げません。また量が多くなると、まとめにくくて探しにくいデメリットもあるのです。ただお手軽に保管できるので、お金をかけたくない初心者におすすめできます。