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永楽通宝の買取価格と価値

家を片付けていたら、古銭が出てくることもあります。そうした時に価値があるのか、どうかも分からないという人は少なくありません。そこで簡単にですが古銭の価値について見ていきましょう。ここでは永楽通宝について調べてみました。

永楽通宝とあるので日本国内で作られた古銭だと考える人も多いですが、実は中国から輸入したものなのです。それが多く出回っていて、現在でも見つかることがあります。この永楽通宝はどのような価値があるのかを見ていきましょう。

①【永楽通宝(銅銭)】鑑定価値と買取相場価格

永楽通宝の中で最も出回っているのは銅銭です。もともと中国から輸入されたものとお伝えしましたが、実は日本国内でも作られたものがあります。

  • 買取相場は0円~数千円程度
  • 状態次第では高値がつくこともある

基本的に銅銭は原材料の価値も高くないので、鑑定を受けたとしても希少価値はありません。状態次第ではまったく値がつかないこともあります。ですが字体が違うものやエラーコインもあるので、それらなら高値がつくかもしれません。

②【永楽通宝(銀銭)】鑑定価値と買取相場価格

永楽通宝の銅銭には古銭としての価値はほぼありません。ですが銀銭になってくると、買取価格がつくようになってきます。銅銭と比べて流通量も少ないことから、比較的に高値がつけられています。

  • 買取相場は3万円~30万円程度
  • 状態次第ではさらに高値がつくこともある

状態が良い銀銭であれば、30万円を超えることもあるそうです。他にも銅銭と同じく字体や書体の違いなどで、鑑定額が上がる可能性もあるでしょう。

③【永楽通宝(金銭)】鑑定価値と買取相場価格

永楽通宝3種類の中で最も価値が高いのが、金銭になります。原材料に金が使われていることもそうですが、そもそも市場に現物が出回りません。そのため金銭ならばかなりの価値があります。

  • 買取相場は100万円以上
  • 偽物だと価値がつかない

永楽通宝の金銭で注意したいのが偽物です。高額がつく古銭として有名なので、偽物も多く出回っています。そのため購入するのなら鑑定書付きの方がいいでしょう。

《予備知識》永楽通宝とは~当時の貨幣価値について~

永楽通宝の貨幣としての価値も考えてみましょう。もともとは中国の明で鋳造されたものです。永楽帝という皇帝がいて、その時代に作られました。日本では室町時代に貿易によって、大量に輸入されたという歴史があります。

貨幣価値としては1文というもので、天正年間以降は永楽通宝1枚で、鐚銭4文というレートになっていました。鐚銭というのは勝手に鋳造された貨幣のことです。

当時の日本では商業が活発に行われるようになっていたのですが、当時の政治体制が整っていないこともあり銅銭を輸入していました。

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